かのくらかの

かのくらかのが送るかのくらかの。と言われたい。娯楽感想日記。

ネタバレを含みます。

皇国の守護者

佐藤大輔 皇国の守護者 09 皇旗はためくもとで 感想

はぁ~… あのさぁ… 蓮乃さんの新城への支離滅裂な言動や振る舞いも、保胤への一種の裏切りでもある新城へのお気持ちも。 全部ひっくるめて彼女の出来た人の良さが何とか手綱をぎゅっと握ってつなぎとめて彼女を良人せしめていたわけですよ。 つまりは自制で…

佐藤大輔 皇国の守護者 08 楽園の凶器 感想

サクサクー 事変開始です。 この事変はもろもろの株が下がる巻でもあります。 まず丸枝くん。 最初は純朴な新米士官だったのが、皇都に戻るとちょっと歴戦風をかもし出すハシカ士官かつ新城の信者となって… この巻ではかなり俗っぽい面を見せます。出世欲の…

佐藤大輔 皇国の守護者 07 愛国者どもの宴 感想

もう9巻まで読みきっちゃったのでサクサクいきますよー 相変わらず準備編なのです。 この巻でも大体草浪さんが主人公しています。 あんな彼なのに、だから、あの夫婦仲は良いものがあります。 あとは…なにかあったかな… 501の素行の悪や後任との軋轢は後々の…

佐藤大輔 皇国の守護者 06 逆賊死すべし 感想

虎城戦新城指揮から一応の終戦まで。 六芒郭よりらしく満足感ある陣地戦ですね。 11大隊の壊滅も含めてね。 鉄量あるのみというのは本当で、もし当初通り後方の支援があったらどうなってたんでしょうか。 それが組織の硬直はあるものの保胤様の体調不良が始…

佐藤大輔 皇国の守護者 05 英雄たるの代価 感想

男小説。 海戦での大勝。 両手に愛人。 順調な昇進に…臨時とはいえ一軍を率いるまで。 新城の動きはあまり多くないのですが、代わりというか喜びそうなものをたくさん入れ込んでいます。 二人が自らチークをつけるのはやりすぎ…好きですけど…。 新城がおとな…

佐藤大輔 皇国の守護者 04 壙穴の城塞 感想

ずあっと飛んで篭城終盤へ。 メレンティンの言うように負けるほど強くなる新城はついに司令に。 頭数で言うと定数万越えから9000人と減りはしましたが。 六芒郭編は話題になると必ず丸枝いいよねな流れになりますが、 2回読んでもそれほど?でした。いや良い…

佐藤大輔 皇国の守護者 03 灰になっても 感想

ままならぬ ああままならぬ ままならぬ 楽しい楽しい大隊編成もつかの間、戦に投げ込まれる新城さん。 きっと彼の頭の中にはあれやこれやがあって、調練パートも面白くなるはずだったんですけどねえ…。 ばっさり切って上陸戦です。 しかしこの巻、さっぱり頭…

佐藤大輔 皇国の守護者 02 勝利なき名誉 感想

読み返すと前巻の感想はこの巻の前半食い込んでました。 3巻まで読んじゃったので。 バルクホルン戦から終戦、帰国~同窓会までですね。 前半はキツい。本当に。 前巻部分も敗戦とは言え面白いのですが、こっからは境遇的に本当に可哀想… 小苗川の野戦陣地…

佐藤大輔 皇国の守護者 01 反逆の戦場 感想

漫画版読み返したらいきおい読み返したくなったので。 2度目です。 エロゲデブなぜ死んだー!! 読んで再度思い直すのは、コミカライズの出来がいいなあという点。 ユーリアを先に出したのは良かったし、新城のデザインが秀逸ですよね。 って漫画版の感想か…