かのくらかの

かのくらかのが送るかのくらかの。と言われたい。娯楽感想日記。

ネタバレを含みます。

映画 聲の形 感想

いよいよ地上波ですね!
放送に備えて予習としてみておきます!…?


いやー見る気は全然なかった。
だって小学生時代乗り切れるわけないですし…
あんなの動画でやられたらと思うとなかなか見る勇気わかないデスヨ?

監督はユーフォの山田尚子さんということで期待はするも過剰評価はしないぞと意気込んでいましたが…

はい、面白かったです。

2時間と長めの映画でしたが、原作と同じく緊張感があるせいか道中ダレることなくずっと面白かったです。

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再会時のこの間の補完で、高校編も大丈夫だと確信しました。1

懸念の小学生編

すっごく「おもしろく」描けていました。
テンポもそうですが、音楽も合わさって愉しかった!
最高に面白くグサグサしてくれて、アニメ化してくれてありがとよ最悪の気分だ。ってものです。
この部分を(西宮にとって)悲壮なシーンで描かれたら違うなあと思っていたので(まずないでしょうけど)一安心でした。

転校直後のシーンも丁寧に描かれ過ぎて辛い…。

結絃かわいい

原作でも一番魅力ありましたが、なんか盛られてるような…?
可愛過ぎてこれ彼氏って誤解するの無理なのでは?ってずっと思ってました。
声も悠木碧さんなんですね。最近なんでも上手くこなされている気がします。

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(余談ですが全編面白かっこいい映画版永束くんのここの「落ちるなよ、少年」が最高にかっこいい)

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結絃のどうでいどうでい

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これ原作でトップクラスで好きなシーンです。…なんで?2

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動いてる!

結絃の写真剥がすところも削られるかな?と思っていたのであってよかったです。

残念なところ

良いところは大体拾われているのですが、それでもこれも入れて欲しい!ってシーンがが。欲張りになりますよねー。

石田のための行動

たとえばお姉ちゃんの彼氏を変えるシーン。
それと植野の諸シーンが削られたのは痛い!

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特にお姉ちゃんはこれでだいぶキャラが削られちゃった…3
この二人は個人的に石田と同時並行に主人公ムーブしているキャラとしてみていたので4、対石田向けの行動が削られたのは悲しい。

あとは単純に植野が好きなので初登場?再会シーンとかですね。
あのわけのわからなさが大好きなので、ネコミミつけるまでの間を動画で表現されてほしかった。

病院の完璧な敗北者ムーブとかとか…キリがないのですけれど。
っとまあ植野はかなり割りをくらいましたが、差っぴいた映画でも良キャラなので強いですね。

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石田よりよっぽどストレートに謝罪していたのですが、×とれない植野さん。
映画よりもっとめちゃくちゃがんばってかつ伝わりきらないのです。

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ここの「おかえりー」は上の「ごめんねー」の言い方なのかなと思ったり。

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不審者なおちゃん

声が聞こえないシーン

原作では、でも?西宮に聞こえないことを利用したシーンがいくつかあって、それが好きだったので欲しくはありました。
西宮さんは完全に声が聞こえないわけでもないのでちょっと狙い過ぎか不自然かもしれないのですが…

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(幸せだったはずの小学生時代は戻ってこないと言われた図)

こっち↓は特に二人がショーちゃんである理由ですし、結絃との転機ですし、締めとして好きだったので。

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(二人ともショーちゃんだけど将也にだけ届いて振り返って西宮に気づくシーン)
地味ですがショーちゃん呼びは佐原さんとの再会シーンに転用されてましたね。
ここのショーちゃんは西宮向けだけど気づくのは石田と。

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ついでに結果的に西宮母のシーンも減っちゃって、ちゃんと魅力が伝わるかも他人事ながら不安ですね。

原作既読組としてもったいなかったところ

川井さんと真柴くんを警戒しすぎた!!
いつ見限られるんだろうか本性でるんだろうかとずっとビクビクしていたのですが、尺の都合からか二人とも善人で終わりましたね?
原作が善人でないというわけでも…でもないか…比較的波乱なく終わったので、身構えずに気楽にしておけばよかったです。
さすがに文化祭のときは若干引き笑いぎみな複雑な心情になったんですけどね。ええ人らや。

そういえば永束くんのハリウッドTシャツも原作未読ならよくわからない変Tですね。

石田ァ!!

石田がメスっぽい!!
これは当時の感想をチラ見していて知っていたのですが、思った以上に色っぽかったです。
女性っぽいというか、女性が描いたキャラという印象が強かったです。先入観?

小学生時代の最初の歩くシーンで、たぶんウキウキグニャグニャウォークだと思うんですけど、色気がある。

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笑顔かわいい。

高校生になっても、たぶん石田のナヨナヨとした気持ち悪さを表現してるはずなんですが、画風と相まってメスい。

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「泣かないでよ西宮…泣かないで…」って声色が映画版石田くんの特徴ですね。
原作ではまだ楽しかった小学生時代というか、男の子の青年っぽい部分が顔つきや言動へ多分に含まれていますが、映画版はかなり弱っている気がします。
原作が 自己嫌悪>いじめられたこと に比べて映画が いじめられたこと >自己嫌悪 って感じかな?
より卑屈な人間っぽい。
声がキャラを規定するって部分もあるのかなと。

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西宮の声について

よかったです。とっても。
映画になった価値があります。
ちゅきとかもね!

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なかなかセンシティブな部分ではありますが、彼女の声を聞いて笑っちゃうことがあっても、それはかなり「アリ」なんじゃないかなあと思いました。
難しい部分なので。多分に笑えるよ。
まあ映画館で見ながらだったら他の観客的にまた見方が変わるというか、笑う に笑えないでしょうが… 全部含めて好きでした。

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このシーンは卑怯すぎました。
(と同時に西宮家3人がほぼ同時に土下座したことになってしまった)

総評

小奇麗にまとまりました。

映像は文句なしにきれいで、男性含めどのキャラも、ものすごくかわいらしく表現されています。
それは絵だけじゃなくて、性格も。
各キャラのエゴイスティックな部分がちょっとだけ削られて、とても綺麗な仕上がりでした。
ビンタや掴み合いのシーンもまろやかになっていて、原作を読んでいるともの足りないものがあるかもしれません。
でも、それと引き換えにこの可愛さや綺麗さ、エンディングまでのまとまりが得られるなら、全然アリだなと思います。

音作りも水中や雨や花火など、普段より意識したかもしれませんが、よくできていました。
あとセリフですね。文中でもいくつか触れていますが、こうやって振り返ると映画オリジナルの部分が結構心にのこっているのだなあと気づきました。

そういう泣けるシーンも3,4個ぐらい?もっと?全部嵌められてしまって、しかも声が付いていた影響が大きかったので…
なんていうと衒い過ぎ狙い過ぎですけれど、アニメだから生まれる魅力もあふれていて、映画になってよかったなぁと思います。

この映画も何度見返しても泣いちゃうものになるでしょう。
本当に見返すのは辛いんですが、乗り切る価値はあるので。みんな見るべし。


映画で一番(もの)足りなかったもの。

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西宮母は見ていて一番面白いので、特典OVAとかでもっと見たいですね。 f:id:kurakano:20180823200039j:plain 二人の酒盛りシーンを固定カメラで。とか。

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gifで見るとそうでもないかも?音がちょっと柔らかめでした。
やっぱり顔かな?あの顔とアングルが好きです。


  1. 変顔分も少なそうだと思いました。可愛い。

  2. 泣いてるところ見られていたことに気づかない。からの気丈な振る舞いと単純に面白い動きだとかその辺で

  3. ゆるく見守る存在が顔が見えない、というとおねえちゃんにも当てはまりますね。前回書いたペンギン・ハイウェイのお父さんの顔が見えて欲しくない理由と同じです。

  4. 植野は作中で石田に同じことしてるって分かられてますけど

けものフレンズ 感想

再放送組。
見終わって書こうと思ってもう半年ぐらいたってない?
その間いろいろありましたね…

初遭遇

2・3話ぐらいで各地で話題になったとき、ニコニコで1話見ました。
そのときは、急に暗くなったり、サーバルちゃんの軽快なステップのおかげで、
コメントや実況で「みんなで見るアニメ」だな…ということで切りました。

その後もブームは収まらず、遠巻きに見てましたが再放送決定にとりあえず録画。
ちょびちょび見てました。

話はそんなに好きじゃない

コメント無しに孤独に見ることに一抹の不安を抱いていましたが、見てみるとかなり面白かったです。
ただ、お話がフレンズよりというよりはかばんちゃん寄りで、いかにヒトが活躍するかに毎話焦点か時間が割り振られている感じで、もっと全部フレンズオンリーというかかばんちゃん傍観者でもよかったかなって。
悪い意味ではなく、動物の書き方が良かったので。最後かばんちゃんの機転で〆るとやや食傷気味だったかな。

PPP回やへいげんみたいな話も、極個人的に苦手。ろっじがギリギリ。

サーバルちゃん良かった

当初ですね、

サーバルちゃんの天然ボケ
かばんちゃんのツッコミ
ボスのビバ・ノウレッジ

でまわしていくと思っていたんですよね。
蓋開けたらボスはボケ全力でしたし、かばんちゃんも結構ボケイケるしで、いい感じに予想裏切られ。
でも一番はサーバルちゃんですよね…
彼女の計算済みの高度なボケが光る…

ゆきやまちほーの最初とか、寒いところは…入口までだけにしようかな。
とか、こうどでちてきなぼけがくりだされる。
すき。ラストもね。

かしこおもしろいし、思いやりあるし、戦えるし、夜行性なのに起きてくれているサーバルちゃんはかなり好き。

フェネックが見たかったの!

個人的フレンズランキング(視聴後)

  1. サーバル
  2. フェネック
  3. スナネコ
  4. マーゲイ

…耳が大きければ良い感じだなあ。
で、ツイッターとかのネタで(やめるのだ)視聴前はフェネックのキャラが好きだったんですが…
全然でないのね!
Cパートで摂取は出来ていましたが、いつ合流するんだ!とすっごいやきもきしてました。
ただ、再放送なのでCMでフェネック&アライさん分を補充できたのでまだましだったかなあ。

もっと出て欲しかった。
ちなみに初めからふっふっふー派だったのですが、わっはっはー派が思いのほか多いのに驚いた。ネタ?
一時疑心暗鬼になりましたよ…何度聞いてもふっふっふーだし…

アルパカ好き

セリフコピペが面白かったので、先に

www.nicovideo.jp

だけ見てたので好き。

あと金朋先生を久しぶりにアニメで聞けたり、國府田さん出てたり、結構懐かしい気分になったり、小林ゆう(ちょうど入籍)をようやっと認識したり。
アライさんとかもね、結構声優面でも気に入る部分が多かったのは近年では珍しかったです。

最終回が酷い

何が酷いってOP。
笑えば良いのか泣けば良いのか判断に困ってやばい。
やめてよね。

ボスおつらい

自分、AIに弱いです。
タチコマとかぼくらのよあけとかいろいろ、人間味あっても無くてもね。
だから、ボスのぱっかーんは背景しらないんですけどあれだけでなんか泣けてきちゃってやばかった。
特にラストの食べちゃダメだよはイヴの時間のテックスを思い出して(三原則の定番ネタなのかな?)ピンチピンチ。

序盤・中盤・終盤違った良さを見せる隙の無いキャラでした。おいら負けそう。

わからん殺し

作品として練られていることは伝わってくるんですが、100%受け取れてないことも感じるのでそこはちょっとわびしいですね。
なんかの機会で事前に見かけた

feita.hatenablog.com

がなければ

ラッキービーストがミライさんの音声を流す時、10話までは映像も出ていることを隠すために映像が見切れるようなレイアウトを意識する必要があって大変だった。

ことにまったく気づかずちょっと意味不明だったろうし、
ラッキービーストがLackeyの可能性があるとか、ハァ~さっぱり、さっぱりですわ。
あとアプリ版とかね。

なるほど本放送時には考察班が楽しそうなアニメでござった。


あとはなにかあったかな…こんなもんかな…
あ、OP好きです。ただ泣かす部分がなければもっと好きです。


評価

アニメとしては動画類の存在のせいで2。
ただ、キャラクターとしては4。よって3としておきます。
フレンズは好きなので、やはり実況やMADなどで皆にいじられて光る作品。
裏を返せばMADや登場シーンまとめを見ていればアニメを見る必要がないというか、面白さの抽出がしやすすぎて。
だから、録画を見返すかと聞かれると可能性が薄いので2になりました。
とばっちりすぎる…。
すマーン!


ということでドはまりしているけもフレ動画おいときますね。

www.nicovideo.jp

あとgithub管理自体が面白いのでこれもはっときますね。今回役立ったし。

github.com

映画版 BLAME! 感想

www.blame.jp

6/1に映画館で。
思ったより劇場少なくて予定の2館で扱ってなかった。
ちょっと歩いた先にあったからよかったけど。

映画は超久しぶり。

(劇場で)見る予定はなかったのですが、今回は情報ブロックに失敗してしまい、一日も近いし見に行くかっ。
と。(夜は短し歩けよ乙女は情報封鎖成功したんだが…)

たぶん、そこいらの感想と似通っていそう。

二瓶知識

BLAME!バイオメガは何週か。全理解はしていない。
学園・NSEとかは未読。
シドニア漫画一周。アニメ未読。
バラのラストはどういう意味ですか?

他のアニメ…?なんのことですか?

映画関連の記事も読んでないですので憶測100%で。

ターゲット不明な映画

シナリオ:序盤の電基漁師編
主要キャラデザ・性格:BLAME後半~現在形
キャラクター:シドニア以降

ちゃんぽんな感じ。
映画の枠内でお話するには電基漁師編で霧亥たちを通過者ポジションにするのはわかる。
霧亥たちのキャラデザもシボさんなら原作7変化ぐらいしちゃうし、かっこいいので文句はない。性格もまあ映画内で変わられたら困惑ものですし。
ただ、電基漁師はかっこかわいい過ぎるかな…
彼女たちの物語って形なんだけど、原作の無機質・殺伐さはあんまーり感じない。

だから、BLAME!ファンってこれみてどこで喜べばいんだろうって悩んでいた。
霧亥やシボが出てくると(自分は)喜ぶんだけど、なんか他作品からのゲスト参戦を見て喜んでいる気分で、
づるたちを写さず霧亥たちを写してよ!ってなった。
火のシーンとか要らないよ!ってなった。

まあこれは自分はBLAME!限らず、たとえば怪獣やヒーロー映画を見て人間ドラマはいいからもっと怪獣やアクション見せてよと常々思っているタチなので、いたし方ないのかな。

BLAME!を見に来た自分には悲しい仕立て方。
でもターゲット不明と言うのはうそです。わかっています。
最近のにへーの作品は「娘が喜ぶか否か」だと思っています。うそです。うそのうそです。
だからーシドニアは娘さん向けだし、この映画のシナリオも進撃の巨人っぽくて娘さんに気に入ってもらえれば嬉しいなって。

劇伴

BLAME!に音楽要る?って思っていて集中できなかった。
でも無音時間のほうが長かったよたぶん。気にしすぎ。
気にはなったけど、強くは印象残らなかったので悪くはなかったんじゃないかな。

原作原理主義者気持ち悪い。

音と言えばひさしぶりの劇場で開幕の足音がうるさすぎて不安になった。
なれって怖い。

3DCG

アニメシドニアはCMぐらいでしかみかけてなかったんですが、ものすごいですね。
出来がすごく良くてほぼ不自然じゃなくて。
いやー進化したものだ。
モデリングができたおかげかどうかはわかりませんが、カメラも自分が好きな動きを動かしやすくなった感じがしました。
イヴの時間のカメラの動かし方が好きなので、他のアニメもあんな風にぐりぐり動くようになればいいな。(普通のアニメでそんな風に動くと逆に動画枚数的にハラハラしちゃう)

シドニア未視聴の理由のひとつでもあったので、すごく安心しちゃいました。

シャキサク

シャキサク出てきたんですけど、劇場で誰も笑わなかった。
すごくないですか?超笑うの我慢してたんですけど。
シャキサクでたー!?
なんか書いてあるー!?
食べれるのー!?
超大量に出てきたー!?
(劇場マナー的に)殺されるかと思った。

霧亥

人間だ(電池パクパク)ギャグさん。かっこいい。
叩けば直ると思っている昭和の人。あそこは事前に知ってなかったら笑ってたかも。

第一種臨界不測兵器は劇場のおかげで音がド迫力でよかった。
ただ、ビームでしたね。
不可視か不相応な極小弾体だと思ってましたけれど。
ラストのチャージは映画らしくMAXまでいくかと思ったら2本で、BLAMEらしさを感じたり。(ネットの感想見ると最大出力って見かけるんだけど、見間違ったかな?)

霧亥としての見せ場はもっと見たかったんですが、時間置いたら、霧亥なら、こんぐらいかなあってだんだん納得してきた。

シボ

Theおかーさん。
超かわいい。いちおしです。
開幕から霧亥のこと完全理解しているおかーさんかわいい。
最初にシャキサク生成するおかーさんかわいい。
30秒しかもたない塗布防電の説明しながらゆっくり歩いているおかーさんかわいい。
高身長かわいい。あのデザイン自作ですかかわいい。
真似しちゃだめよってしゃべる手かわいい。
何気に霧亥目覚めさしてヒロインポイント稼ぐおかーさんかわいい。
カツカツ言う足音最高!

はい。

壊都の話も出てましたけど、かなりマッド感は抜けていましたね。
偽装端末も生体パーツなくて安心安全。

ただ、謎に霧亥のことを完全理解しすぎていてちょっと違和感。
あれだけ相互理解するにはエレベーター内での濃密な時間が必要ですよ!(大嘘

たぶん、今後映画版BLAMEを見る最大の理由。
いい形にしてくれました。

サナカン

すげえっ!ガンツだ!!

おしゃべりサナカンかわいい。
ドヤ顔サナカンかわいい。
とても猫っぽくてかわいい。

でもおしゃべりもドヤ顔も丸顔もサナカンとしては違和感があったので(口数はこの時点or非擬態ではってことで)、やっぱりあとがきのサナカンのコスプレの人としてみてました。
どーなんだろ?かわいさに貢献はしてるんだけど、かわいさはづるたちで十二分に供給されていたんで。
シボとの対比かな?
シナリオの割りを食っちゃったのかなーと思いました。

戦闘はよかったです。
だけどもっと立体的に飛んで崩してくれたらなおよかったんですが、良くも悪くも電基漁師の閉じた世界・場所だったなと。

お約束で発音は認めない。

ネットスフィア

あの時点での邂逅はシボさん初登場みたいな、他に挙げればベルセルクの未収録話の世界みたいな、赤主体なイメージだったんですが、きれいな青白い世界でしたねー。
あのイメージは珪素生物が接続したときのイメージでしたので間違ってもいない。

建設者

だまされた!!
最初に出てきたのでオリジナルの絡みがあるとずっと思ってたのになかった!
自動工場や新しい避難場所への移動とかに絡むかと最後まで考えていて、後半も「もしかして絡まないのか?」
と脳のメモリめっちゃ食われた!
ネットスフィアの体は壊れるけれど時間はまだあるよってシーンで近場の建設者に乗り移るのか!?とかー
すべてを忘れられたら思いっきり気にせず再度映画を見たい。

電基漁師たち

すまん、見分けと人間関係がさっぱりだった…
づるとタエの見分けと捨造ともう一人の見分けと金髪の人の関係性がさっぱり…
わかるほうだと思っていたので、ちょっと凹んだ。
でもそれぐらい、霧亥たち以外に興味がなかったのかなぁ。
原作を見直さずに行ったのでもしかしたら原作なぞってるのかも。
こういう原作物は予習していくかどうか悩みますね。

あとあの装備はかならずくさいです。

駆除系

カサカサしすぎて軽く笑いポイント。
塗布防電に阻まれるシーンがガチ虫っぽくて気持ち悪かったです。
もっと手足をがばっと広げた高速移動だと思っていました。
あんなにカサカサ言ってたらホラーシーンできませんぜ。
でも大体はイメージどおりでよかった。
電基漁師編(の銃)はモブにしては別格強い印象なので、ややかわいそうでした。

まとめ

BLAME!ファンではなく、二瓶ファンのための作品。
BLAME!らしさを求めてはいけないけれど、映画と興行の狭間でうまくまとめたのかなー
霧亥や建造物のスケール感を期待するとがっかり。
でも、それでも霧亥たちをまた見たくなる映像のクオリティが麻薬的。

づるとタエのかわいさに異議はないのでキャラでも楽しんでねと言える。

何気に原作読了組にはギャグ要素高いと思います。楽しい(一人で見るなら)。

評価は非常に悩ましく、BLAME!として見るとお話星2・活躍星3の微妙評価なんですが、
贔屓目と映像美で星4とします。

続編の計画もあるということなので、なにとぞ、採算度外視の、誰もしゃべらなくても許せるような、BLAME!らしい映画をもう一本お願いいたしとうございます。

Netflix加入者なら見放題?いいなー!!!


パンフレットは視聴後は要らないと思ったけど今はけっこー欲しいぞ

kc.kodansha.co.jp

起動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 感想

g-tekketsu.com

あー…
前期☆☆☆☆
後期☆☆
のあわせて☆☆です。(矛盾
どうしてこうなった。

感想書く気がおきなくて早数ヶ月ですよ。

しちめんどくせー考察などはないです。

視聴環境

にだいぶ影響されそうなので。
前期は後期前に一気見。
後期も放送終了後に一気見。
それぞれある程度(オルガとか)ネットでネタバレ食らってます。

あと
「アグニカポイント」でマクギリスの事が分かった気がする【鉄血のオルフェンズ】 - ”Notice" homla's blog
で予習済み。

MSの設定・バトルが好き

近年のガンダムでは一番好き。
ビームがなくて実体弾・実体剣最高。
結果、全体的に頑丈な感じだったと思う。良い。ただし戦艦は硬すぎ。
地上戦が映えて多いのが好き。
特にラストバトルが両方地上だったのがうれしい。
宇宙のふわーっとしたのがあまり好きではないです。が、宇宙戦もオルフェンズはよかった。
阿頼耶識の動きが生身を感じられていい。
普通のMSとの動きの対比でなお良いんです。

MSは数は少ないが好き

バルバトスはアナザーにしてようやくかなり心掴まれたガンダムでした。
ただ、それは初期のスッキリ感の具合が大きく、特に後期はゴテゴテして魅力は漸減しましたが。
他に百里グレイズ・アインがよかったですね。
そして3機よりぐんを抜いてオレンジのマンロディが好きでした。作中の動かし方のせいかもしれませんが。

逆に言えば他はそんなに印象に残らなかったかな?
キマリスは終始好きになれなかったし。

いや尻尾とかグシオン・辟邪も及第点越えで良いしハシュマルもゾイドで好きなんですがね?

あ、プチモビもMSじゃないけど好きですゼ。

(ほぼ)成長しないミカヅキ

かーなり好きでした。
これぐらい竹を割ったような主人公がいいですね。
悩む方向は少ないながらも、無表情っぽく出す悪態は笑っちゃうほど大好き。
笑うといえば、クランクニーさんの言葉をさえぎって3発打ち込んだときは「あっは!」て笑いました。
あそこでオルフェンズに確定的に引き込まれたんだよなあ。
たぶん、クーデリアとの握手を遠慮したこととあわせて。対比で?

人としての成長もいい感じだったし。 完璧主人公?は好きじゃないしなろう主人公も好きじゃないけど、なんか、そんな、時代に合わせているような奇をてらっているような主人公でした。

(ほぼ)成長しないオルガ君

私彼嫌い!(バァァン!!
愚図は嫌いだよ!
方向性が馬鹿なヤクザであることは目をつぶっても同じことで悩みすぎ。
好きだったのは鉄華団が成立するまででしたよこりゃ。

進み続けるとか上がりを決め込むとか内実伴わずまったく響かなくて、まあ破滅を楽しむ物語だしはーん。ってさめてました。

分不相応の末路ってことなの?

説得できない大人たち

オルガ君が愚かでもそれを支えるのが腹心・大人じゃあないのかね?

ビスケットは(たぶん)結局ひとつも提案を聞き入れられずご臨終。
鉄華団は家族だと言いながら格別の悔恨を表明するオルガ君。

(おそらく)重要な指針への提案を聞き入れられず、後期は恋に現を抜かすメリビットさん。

雪之丞さんはまあ整備の人だからお目こぼししてました。キャラとしても整備陣の大人としても好きでした。でもね?
終盤ザック君に「おめえみたいなのが鉄華団にもっといたら、オルガも楽だったろうに」的発言するんですが、
楽だったろうにじゃねーよお前さんかせめてメリビットさん焚きつけて助けなさいな。
何傍観者気取って放置したうえにザック君にも理解者ぶってんですかテメーと本当に、まー立場はわからんでもないんですけど、終盤の終盤にしてほんと株下がった。
クタン操縦で上がった株をぉ返せぇ。

同世代の仲間のって枕をつけたとしてもだね?議決の場で援護せず後から慰める上司・同僚なんて傍目で印象悪いです。

よくわからんマクギリス

たとえるならば、足元の床が開いてボッシュートされているのに腕組んですまし顔している人。
前期ではまー大物の仮面かぶっていたのにどうしてこうなった。どうしてかわからんのだろうなあ。

マクギリスは見ていると、ベルセルクのグリフィスであり、皇国の守護者のカミンスキィでしたんですよね。
幼少期から覇道なり夢を追いかけそのための屍を積み続ける人。
ただ二人と違って積んでつかんだものが(予想外に)価値がなかったってところかな…。
本人としては満足してるのか混乱してるのか、軽く見ているだけではつかめなかったし。
英雄が子供時代に見た夢じゃなくて、子供が見たただの英雄の夢、かなあ。
視聴者としてはマクギリスの何らかの形でのギャラルホルン革命を期待していて、それは良いところまですんなり行くだろうと思っていたわけですよ。
結果、革命の手段まではすんなり手に入ったが、その効果が想定と外れたならば、まさしくそこからがマクギリスのキャラクターの魅せ場なのでは!?
…現実はご覧のとおり。零落を見せたかったのかな?
アグニカに固執するのは良いんですよ。大切なその後が特になかった気がする。
あれはあれで時間を置いた今では潔いのかな?って気はしますが、容認は難しいですよね。
本当、なんで石動さんは忠誠誓っていたの?本当になんで??

振り返れば作中で駄目だしされていた気もするが、ちょっと忘れた。

次回予告が一番輝いていたよ、おまえ…。

クーデリアさん

はい。
どうでもいい…かな。
前期が舞台装置で後期が覚醒主人公化かと思ったらそんなことはなかったぜ!!
50話あって尺不足とはいわせねーぜ!
ルート分岐やストーリーの自由度が高すぎて話の節々でストーリーに影響しないセリフを吐くサブキャラみたいな存在に。

蒔苗さんに食われた気がする。

ざっつい死亡フラグ

メインキャラの死亡フラグが雑すぎる。
その話の中で過去話とかがっつりやって終盤で死ぬ。
事前に積み重ねておけといいますか、もう死んじゃうからイベント在庫整理閉店セールって受け取っちゃいましたよ。
ビスケットフミタンラフタに名瀬兄貴、アストン。
殺伐とした無慈悲っぽさに魅力を感じていたのに、こうもあからさまにお膳立てされて死なれても来るものもこねーですよ!

反対にシノとヤマギの絡みは後半話数をかけて見せ付けてくるしさー。
(タッグとしての描写は前期からあったけど急激にBLに寄せてきたように感じたよあれは)

トップが逃げないアニメ

お約束ではありますが、
俺は残るが皆逃げろ
お前だけ置いていけるかよ
って展開が好きではないです。
あるいは逃がしてくれた仲間の報復で死ぬ的な。

そもそもトップが逃げてくれなきゃ部下や仲間だっておいそれと残して逃げてくれるわけなかなかないじゃないですか。
トップの自己犠牲なんて自己満足ですよ。

翻ってオルフェンズも多かったように感じます。
オルガが提案するも仲間意識から結局全員で挑む場面がちらほら。
当初の思案が完遂できませんし、最終的には仲間を庇ってオルガ死亡。馬鹿かいな。しかもエピローグでああなりますし。
極めつけはラスタルおじさまに首を差し出し仲間の助命を請うもばっさり切り捨てられる。
あそこはおじさまに拍手喝采を送ってしまいました。

クーデリアもMA戦では何の役にも立たないのに避難を拒んで。
革命の乙女とも言われますし、先導者としてはあのときやることは率先して避難して市民を誘導することじゃないの?って。
鉄華団やミカへの感情を差し引いてもうーん…。

カルタ様は一回引きましたが、再戦で死亡。撤退はまあ良かったような記憶があります。
イオク様はダメですわ…。
命を懸けて逃がしてくれたのにもらった命を無駄に使うような雪辱戦を挑みまくって、死んだ部下のためとは言え、それで死んだら死んだ部下が浮かばれないよ…。

名瀬の兄貴はまま許せます。シチュエーションは似ているけど、あの場面は兄貴の首さえ差し出せば収まる場面なんで。


ここからは少しポジティブに


カルタ様

ありがたい…
癒しにネタに戦闘の散り様まで兼ね備えたパーフェクツなお方。
これで17歳だと言うんだからたまらない。
雪原の戦いはミカの良さをたっぷり引き出して逝ってくれました。

イオク様

うざいという事前情報の覚悟とあからさまなヘイトキャラで嫌悪感はあんまり。
ふたを開ければまあまあ愛されキャラでしたが、カルタ様の焼き直し感は否めなかったのですけれど。
いつ死ぬかなーとわくわくしながら見てました。

ラスタルおじさま

こんな条理から外れたヤクザものの情理に颯爽と現れたナイスおじさま。
ラスボスおじさま。
おじさまをどうぎゃふんといわせるのか楽しみにしてましたけど、中盤から「あれ、これ違うな」となり応援してました。
動じないといえばマクギリスに似ている気がするので、全うなルートを歩んで全うな改革を促したifの姿なんですかねぇ…。

ジュリエッタ

後期のメインです。
初期はちょっとうざったいキャラだったんですが、どんどん味が出てきて。
特にこのキャラの進む道が見えなかったことで注視しちゃいましたね。

おじさまの剣ルート(で死亡)
イオク様のお世話ルート(巻き添えで死亡)
ヴィダール正道ルート
ヴィダール力を求めるルート(阿頼耶識化)

行く末が薄ぼんやり見えている鉄華団やマクギリス、イオク様や、どう転んでもよしと思えそうなミカを除くとジュリエッタが一番ドキばぐしました。

ガエリオができすぎた人の影響もありますが、絡みやラストも好きですし。

エーコ

オルフェンズを視聴する理由
BFT終了後の失ったギャン子成分を補給できました。
髪型とオーバーサイズな服装のせいだけれども。
生き残ってくれてよかった!!

終わり

見返すことは、ないかなあ。
こんなに好きな部分はあるのに。MSだって好きなのあるのに。
戦闘も全体的に好みなのに。
好きなキャラも居るのに。
一番重要な主人公も好きなのに。
致命的にオルガとマクギリスと後期のクーデリアがストレッサー。
今迄で一番、本編との対比でスパロボGジェネで出て欲しいガンダムなんじゃないですかねこれ…。

どうしてこうなった。好きで居させて欲しかった悔しい作品でした。

P.S. 前期の次回予告は好きでした。

スペース☆ダンディ 感想

前書き

うーん、残念。
ビバップのスタッフで作ったアニメということで、放送中も放送後もよく露出していたので、文句なしの名作だとたかをくくっていたのですが。
期待しすぎたかもしれません。

結局4話か6話あたりからながら見に移行。

どんなアニメ

乏しい知識でたとえると、カウボーイビバップギャラクシーエンジェルとちょっとREDLINEを足して、割りもせずなんかなった感じ。

投げっぱなしありのオムニバス形式アニメ。

いいアニメでしたよね

いや、でも、いいアニメなんですよ。
面白い回は多い。
ゾンビ、家出、カフェ、ロック、植物、トレンディー、多次元(円城塔!?)、ミュージカル、裁判
ながら見で8/26が記憶に染み付く程度には面白い。
っていうのはオムニバスとしてはいいのでは?
最後も投げっぱなしを捨てずにまとめて収拾つけましたし。

アニメーションもうん、アニメーターを感じるような良い動きで、うん、良い動きで。

なにがダメだったか? それはキャラの魅了

ということになるんですけど、キャラクターにはまれなかった。
ダンディもミャウもQTも敵方の二人も26話通して、そんなに好きになれなかった。
ハニーはちょっと好き。

ただどーもメインキャラが好きになれなくて、うーん、ダンディはキメるときはまあキメていたんですけど(アデリーへの兄貴やトレンディのときとかとか)、かっこよさ、が、足りない、のかな。
QTとミャウの魅力不足が一番かなぁ。
でも、かっこよさとかに振らない感じは、テーマである「研ぎ澄まされた適当、磨き抜かれたいい加減」にそってはいるのかな?
でもそのテーマを知ったのは視聴後ですし。
ビバップを期待していた身としては、ビバップの面々のような軽快なやり取り、キャラクターが会話するだけで面白い魅力が欲しかった。
とするとオムニバスとしてはシナリオ優先の影響、か。
投げっぱなしとしてはキャラが濃いGAと比較してみたいが、掘り下げの長さも違うし、でも各話GA隊のキャラを活かしきれていたと思います。
もっとかっこいいorかわいいに振り切れればよかったのか?
と考えると、ああそうだ、パンティ&ストッキングがありましたねー。
そうか裁判回の既視感はパンストか。

パンストも同じく投げっぱなしで、日本でカートゥーンを目指した感じのストーリーと「らしい」動画とうーんダンディと似ているかも。
でもあっちは天使も悪魔もキャラクター的にヒットしましたし(多少はしたよね?)、個人的にはダンディよりキャラクター見たさで好みは上位になるかな。
これは萌えとかじゃなくてスパイクみたいなかっこよさでもよかったんですが、とにかくダンディはどっちかに振り切れなかったなって。

脚本もアニメーションも良かったばっかりに、「ダンディたちの活躍」にのめりこめなかった部分で置いていかれた形かな。

あとあと

メカニックと異星人デザインも引き込まれる点が特になく、プラスがないゆえのマイナスに加担している。

総評

惜しい!の一言に尽きる☆三つ。スタッフが集って傾向が同じなら続きを見てもいいけど、ダンディでなくて良い。そんな感じ。
ビバップに引っ張られ正当な自己評価が非常に難しい。
ただし、岡村靖幸を知れたという点ではダンディは偉大である。

SHIROBAKO 感想

23話卑怯すぎません!?

卑怯だよね…あれは卑怯だ…24話で追い討ちかけるし…

実質24話が消化試合かのような食いっぷりでした。

今さっき見終わった。

文句なしで傑作…どうだろ。もっと見たい欲求はあるし、それに起因してかはわからないけど、思うところもある…1

と思う。まだ未消化だ。

でも、十分すぎるほどに傑作・名作と言っておく。

shirobako-anime.com

SHIROBAKOとの出会い

こにふぁー氏の発見は本筋ではないのでおいておくとして、

たぶん、当時から観測していたか、当時Slack関連を追っていた形でみたんでしたっけ。2015年。およそ2年前ですね。さすがに忘れました。

konifar.hatenablog.com

このときはSlackの使い方とか見ただけで、

あとは「どんどんドーナツどーんといこう!」の字面だけ気に入ってBotに登録してたり。そんなにSHIROBAKO主体で見ていたわけじゃないんですよね。

そのあとははてブかな?

konifar.hatenablog.com

これを(作品知らないし)流し読みした結果、自分の中でSHIROBAKOが「名作枠」に決定しました。2

自分はアニメが好きですが、本数を見ないです。

周辺情報から、未視聴時に「自分が名作と思う」と判定したアニメを見たがる傾向にあります。3
はずれも思い込み効果で少なくなりますし。
と言いますか、あんな(瀬川さんと遠藤さん)落ち着いたキャラデザ見せられたら、萌えなんてきょーみねーぜな気取った痛いオタクには耐えられないっす。

とかく、この段階で視聴予約として情報シャットアウト。
こにふぁー氏のSHIROBAKO記事も泣く泣く我慢。
SHIROBAKOアペンドカレンダーそれも2年分!も我慢しました!

そして今年、サクラクエストという?お仕事シリーズ?の新作が出て?最初のほうの評判がSHIROBAKOの焼き直しにならざるや!?というのを見かけて、そういえば積んでいるな…そろそろ見るか…と。

こにふぁー氏の熱の入った記事も読みたいし。

そして今更はてブ見たら叩かれてますねー…

もうちょっとあの記事(への反応)に言及したい。「SHIROBAKOはアニメじゃない、人生ですから!」

人気コメントはアニハラということと、コンテキストの非共有があがっている。4
まったくの妄想のことと断っておいて、
こにふぁー氏の当時?だったかどうか今もそんなに気質は変わらない場所にいらっしゃると思うんですけど、(IT業界ということも加味して)職場はまあアニメの布教を許せるコンテキスト、アニメ(も好む人たち)に一定の理解があるということも差っぴいて、
モチベーションにいい影響を受けたことを報告することに抵抗がすくない」んじゃないかなって。

仕事をする上での姿勢やチームワークの大切さなど本当に学びが多いです

これは記事全体とかまとめで言及されているのでそのままなんですけど、 SHIROBAKOって、アニメだから社内で広めようとしたわけじゃないんですよねえ…
アニメだから良かった。アニメだから表現できたってことは当然あるんですけど、
それを社内で広めたいのはSHIROBAKOが仕事であって、プロジェクトであって、皆で目指すものだったからなわけで…
ただ自分が好きな

巨人とか阪神とかサッカーとかAKBとか韓流とかプルーンとかエホバとか創価とか

を広めることとは別種の、「個人としての私から個人の皆様の私生活へ」ではなくて「仕事仲間の私たちへ」って感じなんじゃないかな。
物語の中では私たちのプロジェクトでも起こっている、起こりうることが渦巻いていて、その中での人々のさまざまなやり取りと、結局全員からありありと見える一本の筋が、組織の中で生きる人の、良くしたいって部分を刺激するんじゃなかろうか。
まったくの妄想のことと断っておいて

仕事がしたい!!!

そんなわけで、12話まで一気視聴した私の気分はこれ。
こんな風に、熱意を持って、仕事に打ち込み、より良いものを作りたい。
まあ現実の月曜日の自分は変わらず死んだ魚の目で独りプログラムを打つのですが。
彼らの仕事への情熱…かな。正しくないかな。向き合い方を受けとって、こっちも放出してみたくなるんですよね。
インプットしたらアウトプットすべし。ってのはミミタコワードですが、自発的にこうなるようなものに早々出会うべくもないので、貴重ですよね。
アニメでは困難にぶつかって約束された勝利の乗り越えというカタルシスがあるんですけど、それがなくなって各々の拘ってますシーンだけで熱量があっぷあっぷで、そのうえで各話締めていくので隙がない。

勝手に思う。ITエンジニアに響きそうなわけ。

これは後半、しかも思いもよらない人物から言葉という具体的形になったんですよね。
それが、アニメがあまり好きじゃなさそうな、新人進行の佐藤さん。
20話は皆の仕事観が言葉で具体的に聴ける話なんですよねー。

深く考えたことなかったですけど、私もやっぱり好きだからかもしれません。
(安藤:え!?どれ!?何萌えですか!?)
ではなくて、会社の雰囲気が。
こうやって一丸となって完成を目指す感じが。
(宮森:一丸かなぁ)
ジャスオンみたいな会社だと、お客様を満足させるとか、利益を上げるとか、効率をよくするとか、目的がいくつもあるんですね。
その点アニメはとにかく完成させるという大目標があって、それに邁進する状況が、すごくいさぎいいと思います。

ITのプロダクトのプロジェクトも似たような感じかなって。そりゃいろいろありますが、大目標はとにかく完成させること。
それに一丸となって、邁進…できたらいいですよねえ。
そして、原画班などで描かれる、些事でもこだわったり、自分の成長・挑戦として1プロジェクトに挑む。しかもそれがそれぞれの領域で起きている。

常にキャッチアップを行い、できればおおっぴらに、無理ならひっそりと組み込む。5
「良くしたい・良くなりたい」という気持ちを原動力にして。
それがフロントエンドでもバックエンドでもSEでもPMでもそれぞれで起きている。6
そんなチーム、いいですよねえ。あれば転職したいです。

大目標があり、そのために各々が各々のアプローチでベストを尽くしていく。いや、今のベストだけ行っていると成長がないのでチャレンジもする。
そしてなにより、みんなこの仕事が好き!!
ITに限らないお仕事の一種の理想郷がここにあるってなもんです。

(宮森が一丸にひっかかるのも面白いけどなんかわかりますよね。)

ゆえに、比較して平岡の磨耗っぷりがもうもうもう、たまりません。
こうなるよねって。
平岡は現実的な社会人の姿と自分は見ていました。(一度夢を追っただけでもすごいですけどね)
SHIROBAKO(前半12話)見ても、現実に反映できない自分だあって。
でも、理想の人物たちを見せつつ、現実の生き写しであるそんな平岡さえも救済するって…ね。
やっぱり転職がカギなのか

(少なくとも企業勤めのプログラマから見て)みんながSHIROBAKOを意識すれば良い職場になるって確信(妄信)させてくれる出来なので、そりゃ社内で広めたくなりますよ。
アニメだからと一蹴されないならね。
うちではしません。

会社の空気感にもよると思うので、慎重にやったほうがいいのは間違いないです。

好きなシーン

1話の宮森が歌いながら運転するシーン。
散々仕事観語っておいてそれかよ。
でも、楽しそうでいいんですよねえ…

好きなキャラ

田中理恵さん。
失礼ながら、声優のんにゃんにゃで意識していたのですが、それがキャラになるとは。
しかも良いキャラ。良い声でしたね。
何気におっきいのがいい!

あ、モデルはあまり知識がなくて拾えない人なので、伊藤さん、両水島氏、冨野、庵野、板野さん。
あと舞茸しめじはたぶんきのこだと思うんですけど、同人つながりの帽子から神主入ってる?(職種から別じゃん)って思いつつも、OH!スーパーミルクチャンのキノコバター炒め 舞茸秋子をずっと思い浮かべてたりね。

まあ、ことさら明言する必要ないと思いますが、全員好きです。

好きな声優

檜山修之さん。
一辺倒な人ではないので驚きは少ないんですけど、監督のキャラと合わさり演技が良すぎる!
キャラに笑ってるのか演技に笑ってるのかわからなかったですね。

映像。触れとく?

最近のアニメはどれもいわゆる「作画が安定」していて、知識不足も合わさり、よいとしか言えないのがつらいです。
でも、自分が好きなアニメの条件って、アニメから作り手の
「この作品が好きだ」
って気持ちが伝わってくる(推測させる)ことが条件で、
その点で言えば、SHIROBAKOはスタッフの気持ちが映像面でもとても入っている作品だと感じました。

差したい!水を!

べた褒めなんだけど!わかるんだけど!尺とかもあるんだけど!

原画であらずば人にあらず。
動画マン「早く人間になりたい」

自分の業界知識のうちの明からな未描写部分な、ただそれだけなんですけど、しかたないよね。邪推邪推。

終わり

キャラに言及するとそれぞれの記事にしなきゃいけないので終わり。
最後に、SHIROBAKOは、劇中劇があるし、アニメ制作アニメということでいろいろグルグルしています。メタって難しいから使いたくなかっただけです。
そこらへんは造詣が深い人がとうにやってると思いますが、備忘録で。
前半は、話中の話題はえくそだすっ!への結果として。
あとはネコやガヤとかが特徴的でしたね。
そして23話ラストの構図。
実はみんな別々に同じことを言っているなど、見返す魅力がある作品。
ちょっとこれはMP3化して日課にしたい。そんなセリフが目白押し。

会社で言えないからここで言います。
SHIROBAKO何度でも見よう!!

よーしSHIROBAKO記事、これで解禁だ。


  1. サブキャラが良すぎて~って方面で。

  2. 今見たら普通に超いっぱい受賞してる!!

  3. 未確認で進行形など、不意打ちで名作食らうのも楽しいのですが。

  4. スター調べたらこにふぁー氏もつけててほほえましいんですが。

  5. 卑近な例では忙しいのにプラグイン作ったりね。

  6. あまつさえ上司や社長までも!!(感涙