かのくらかの

かのくらかのが送るかのくらかの。と言われたい。娯楽感想日記。

ネタバレを含みます。

白鳥士郎 りゅうおうのおしごと! 02 感想

心の角道開けていこうぜ

感想うーん!非実在幼女にどれぐらい萌えたらいいものか!
こんなキャラに萌えるのは私のスタンスではない!
だが!あいが!かわいい!かわいい!
相性がよくないのに圧倒的かわいさでねじ伏せてくるタイトルホルダーのような書き筋にまいりました。

そして夜叉神天衣。
このキャラ2巻目で出すかー。
あいだけでも数巻ひっぱれる(打ち切り危機だったそうですが)ポテンシャルがあるのにね。
正直クリティカルヒットです。
強制的にかわいいさせるあいに加えて好み直球の天衣を出してくるとか、
え?本当にいいの?と。
既刊の表紙に居ないのに一抹の不安がよぎりますが、天衣の出番が増えるとうれしい…。

他も銀子さん相変わらず可愛い負けヒロインムーブで魅せますし、男鹿さんもなかなかよかった。
あと晶さんか。
キャラ作りが非常に上手いと思う。

中年以上の男性陣もさらに投入され、会長含め書き味が結構好きで、女性キャラだけじゃない分配に好感アリ。
地味に奨励会の先生が好きです。

将棋シーンはやっぱり説得力があんまり無くてフーンって感じに進んでなぜかみんなおどろいたりしている。
せっかく挿絵があるのに、もうちょっといい盤面で使えばいいのにね。

今日の5の2や鬼六先生など懐かしいワードを見たりもよかった。
ただ、やっぱり、下ネタは、ね。付き合い続けるのが宿命なのですが、あーうーん。

あと天衣を勝ち取る部分も、成し遂げた感が無くて、結局過去の縁在りで手に入れたのは残念。
約束自体は会長の弟子だけどいただいた展開なら熱かったと思うけれども、竜王、天衣ちゃん直接指導ほとんどしてないし…描かれてないし…
19・8局?でしたよね。それも真剣待ち的な流れの。
これはあいのときもでしたけれど。将棋の実践面ではほぼ師匠らしい指導が描かれていないので。
だから会長の弟子ルートも悪くない流れでしたよね。
でもそれ故のどんでん返しな趣は確かにありました。

序盤のあい中盤の天衣終盤の銀子とバランスよく楽しめて、出るキャラほとんど気に入れた。
非常に楽しいひとときを過ごせて星5です。

天衣ははたして白になるのか黒でいくのか…
あとがきも好きな小説なので、今しばらく堅調に続いて欲しいシリーズになりました。