SHIROBAKO 感想
23話卑怯すぎません!?
卑怯だよね…あれは卑怯だ…24話で追い討ちかけるし…
実質24話が消化試合かのような食いっぷりでした。
今さっき見終わった。
文句なしで傑作…どうだろ。もっと見たい欲求はあるし、それに起因してかはわからないけど、思うところもある…1
と思う。まだ未消化だ。
でも、十分すぎるほどに傑作・名作と言っておく。
SHIROBAKOとの出会い
こにふぁー氏の発見は本筋ではないのでおいておくとして、
たぶん、当時から観測していたか、当時Slack関連を追っていた形でみたんでしたっけ。2015年。およそ2年前ですね。さすがに忘れました。
このときはSlackの使い方とか見ただけで、
あとは「どんどんドーナツどーんといこう!」の字面だけ気に入ってBotに登録してたり。そんなにSHIROBAKO主体で見ていたわけじゃないんですよね。
そのあとははてブかな?
これを(作品知らないし)流し読みした結果、自分の中でSHIROBAKOが「名作枠」に決定しました。2
自分はアニメが好きですが、本数を見ないです。
周辺情報から、未視聴時に「自分が名作と思う」と判定したアニメを見たがる傾向にあります。3
はずれも思い込み効果で少なくなりますし。
と言いますか、あんな(瀬川さんと遠藤さん)落ち着いたキャラデザ見せられたら、萌えなんてきょーみねーぜな気取った痛いオタクには耐えられないっす。
とかく、この段階で視聴予約として情報シャットアウト。
こにふぁー氏のSHIROBAKO記事も泣く泣く我慢。
SHIROBAKOアペンドカレンダー。それも2年分!も我慢しました!
そして今年、サクラクエストという?お仕事シリーズ?の新作が出て?最初のほうの評判がSHIROBAKOの焼き直しにならざるや!?というのを見かけて、そういえば積んでいるな…そろそろ見るか…と。
こにふぁー氏の熱の入った記事も読みたいし。
そして今更はてブ見たら叩かれてますねー…
もうちょっとあの記事(への反応)に言及したい。「SHIROBAKOはアニメじゃない、人生ですから!」
SHIROBAKOはアニメじゃない、人生ですから!と言ううちのスペイン人インターンは有能すぎる
— こにふぁぁああん?! (@konifar) 2015年3月13日
人気コメントはアニハラということと、コンテキストの非共有があがっている。4
まったくの妄想のことと断っておいて、
こにふぁー氏の当時?だったかどうか今もそんなに気質は変わらない場所にいらっしゃると思うんですけど、(IT業界ということも加味して)職場はまあアニメの布教を許せるコンテキスト、アニメ(も好む人たち)に一定の理解があるということも差っぴいて、
「モチベーションにいい影響を受けたことを報告することに抵抗がすくない」んじゃないかなって。
仕事をする上での姿勢やチームワークの大切さなど本当に学びが多いです
これは記事全体とかまとめで言及されているのでそのままなんですけど、
SHIROBAKOって、アニメだから社内で広めようとしたわけじゃないんですよねえ…
アニメだから良かった。アニメだから表現できたってことは当然あるんですけど、
それを社内で広めたいのはSHIROBAKOが仕事であって、プロジェクトであって、皆で目指すものだったからなわけで…
ただ自分が好きな
を広めることとは別種の、「個人としての私から個人の皆様の私生活へ」ではなくて「仕事仲間の私たちへ」って感じなんじゃないかな。
物語の中では私たちのプロジェクトでも起こっている、起こりうることが渦巻いていて、その中での人々のさまざまなやり取りと、結局全員からありありと見える一本の筋が、組織の中で生きる人の、良くしたいって部分を刺激するんじゃなかろうか。
まったくの妄想のことと断っておいて
仕事がしたい!!!
そんなわけで、12話まで一気視聴した私の気分はこれ。
こんな風に、熱意を持って、仕事に打ち込み、より良いものを作りたい。
まあ現実の月曜日の自分は変わらず死んだ魚の目で独りプログラムを打つのですが。
彼らの仕事への情熱…かな。正しくないかな。向き合い方を受けとって、こっちも放出してみたくなるんですよね。
インプットしたらアウトプットすべし。ってのはミミタコワードですが、自発的にこうなるようなものに早々出会うべくもないので、貴重ですよね。
アニメでは困難にぶつかって約束された勝利の乗り越えというカタルシスがあるんですけど、それがなくなって各々の拘ってますシーンだけで熱量があっぷあっぷで、そのうえで各話締めていくので隙がない。
勝手に思う。ITエンジニアに響きそうなわけ。
これは後半、しかも思いもよらない人物から言葉という具体的形になったんですよね。
それが、アニメがあまり好きじゃなさそうな、新人進行の佐藤さん。
20話は皆の仕事観が言葉で具体的に聴ける話なんですよねー。
深く考えたことなかったですけど、私もやっぱり好きだからかもしれません。
(安藤:え!?どれ!?何萌えですか!?)
ではなくて、会社の雰囲気が。
こうやって一丸となって完成を目指す感じが。
(宮森:一丸かなぁ)
ジャスオンみたいな会社だと、お客様を満足させるとか、利益を上げるとか、効率をよくするとか、目的がいくつもあるんですね。
その点アニメはとにかく完成させるという大目標があって、それに邁進する状況が、すごくいさぎいいと思います。
ITのプロダクトのプロジェクトも似たような感じかなって。そりゃいろいろありますが、大目標はとにかく完成させること。
それに一丸となって、邁進…できたらいいですよねえ。
そして、原画班などで描かれる、些事でもこだわったり、自分の成長・挑戦として1プロジェクトに挑む。しかもそれがそれぞれの領域で起きている。
常にキャッチアップを行い、できればおおっぴらに、無理ならひっそりと組み込む。5
「良くしたい・良くなりたい」という気持ちを原動力にして。
それがフロントエンドでもバックエンドでもSEでもPMでもそれぞれで起きている。6
そんなチーム、いいですよねえ。あれば転職したいです。
大目標があり、そのために各々が各々のアプローチでベストを尽くしていく。いや、今のベストだけ行っていると成長がないのでチャレンジもする。
そしてなにより、みんなこの仕事が好き!!
ITに限らないお仕事の一種の理想郷がここにあるってなもんです。
(宮森が一丸にひっかかるのも面白いけどなんかわかりますよね。)
ゆえに、比較して平岡の磨耗っぷりがもうもうもう、たまりません。
こうなるよねって。
平岡は現実的な社会人の姿と自分は見ていました。(一度夢を追っただけでもすごいですけどね)
SHIROBAKO(前半12話)見ても、現実に反映できない自分だあって。
でも、理想の人物たちを見せつつ、現実の生き写しであるそんな平岡さえも救済するって…ね。
やっぱり転職がカギなのか
(少なくとも企業勤めのプログラマから見て)みんながSHIROBAKOを意識すれば良い職場になるって確信(妄信)させてくれる出来なので、そりゃ社内で広めたくなりますよ。
アニメだからと一蹴されないならね。
うちではしません。
会社の空気感にもよると思うので、慎重にやったほうがいいのは間違いないです。
好きなシーン
1話の宮森が歌いながら運転するシーン。
散々仕事観語っておいてそれかよ。
でも、楽しそうでいいんですよねえ…
好きなキャラ
田中理恵さん。
失礼ながら、声優のんにゃんにゃで意識していたのですが、それがキャラになるとは。
しかも良いキャラ。良い声でしたね。
何気におっきいのがいい!
あ、モデルはあまり知識がなくて拾えない人なので、伊藤さん、両水島氏、冨野、庵野、板野さん。
あと舞茸しめじはたぶんきのこだと思うんですけど、同人つながりの帽子から神主入ってる?(職種から別じゃん)って思いつつも、OH!スーパーミルクチャンのキノコバター炒め 舞茸秋子をずっと思い浮かべてたりね。
まあ、ことさら明言する必要ないと思いますが、全員好きです。
好きな声優
檜山修之さん。
一辺倒な人ではないので驚きは少ないんですけど、監督のキャラと合わさり演技が良すぎる!
キャラに笑ってるのか演技に笑ってるのかわからなかったですね。
映像。触れとく?
最近のアニメはどれもいわゆる「作画が安定」していて、知識不足も合わさり、よいとしか言えないのがつらいです。
でも、自分が好きなアニメの条件って、アニメから作り手の
「この作品が好きだ」
って気持ちが伝わってくる(推測させる)ことが条件で、
その点で言えば、SHIROBAKOはスタッフの気持ちが映像面でもとても入っている作品だと感じました。
差したい!水を!
べた褒めなんだけど!わかるんだけど!尺とかもあるんだけど!
原画であらずば人にあらず。
動画マン「早く人間になりたい」
自分の業界知識のうちの明からな未描写部分な、ただそれだけなんですけど、しかたないよね。邪推邪推。
終わり
キャラに言及するとそれぞれの記事にしなきゃいけないので終わり。
最後に、SHIROBAKOは、劇中劇があるし、アニメ制作アニメということでいろいろグルグルしています。メタって難しいから使いたくなかっただけです。
そこらへんは造詣が深い人がとうにやってると思いますが、備忘録で。
前半は、話中の話題はえくそだすっ!への結果として。
あとはネコやガヤとかが特徴的でしたね。
そして23話ラストの構図。
実はみんな別々に同じことを言っているなど、見返す魅力がある作品。
ちょっとこれはMP3化して日課にしたい。そんなセリフが目白押し。
会社で言えないからここで言います。
SHIROBAKO、何度でも見よう!!
よーしSHIROBAKO記事、これで解禁だ。